人の命を奪う生物の第1位は?
2026/08/13
国境なき医師団のニュースレターによれば、人の命を奪う危険生物は世界中にいて、多くの人命が失われていると言います。特に、衛生状態が良くなく、また医療体制が整ってない貧困地域では、このような事故・事件が多発しているわけです。
このレターによれば驚くことに、危険生物の第2位は人間だと言うのです。確かに、ウクライナやガザ地区、イランなど大規模な戦争をしている国もある一方で、小規模ながら内戦状態の地域は世界あちらこちらにあります。戦争以外でも、殺人事件は世界中で起こっており、まあ人間が第2位というのは納得がいきますね。ちなみに人間が人命を奪った数は、年間で約40万人になります。
危険生物の第1位の発表は後回しにして、3位から言いますと、3位はヘビ(約14万人)、4位は犬(約6万人)、5位は昆虫のサシガメ(約1万人)、6位はサソリ(約3300人)、7位はワニ(約1000人)、8位はゾウ(約600人)、9位はカバ(約500人)、10位はライオン(約200人)という順になるそうです。
犬が4位に入っているのは意外ですが、これは狂犬病によるものです。狂犬病は狂犬病ウイルスに感染した犬の唾液などを介して感染し、致死率ほぼ100%という恐ろしい病気です。日本では狂犬病のワクチン接種が法律で義務づけられていますが、そうでない地域や野犬の多いところでは注意しなければなりません。
5位のサシガメというのは日本ではあまりなじみのない昆虫ですが、「暗殺虫」という別名があるそうです。中南米に多く生息し、この虫が媒介するシャーガス病はほおっておくと命に関わる恐ろしい病気です。
日本では熊による被害が連日のように報道されていますが、熊やサメはこのランクに入っていないのですね。
さて、それでは第1位の危険生物は何でしょうか? この生物によって、年間約73万人もの命が失われているのです。それは蚊です。マラリア原虫を持つ蚊に刺されることで感染するマラリアは、年間約60万人もの命を奪っているのです。また、デング熱も蚊が媒介する感染症で多くの人の命を奪っています。
その他、蚊の媒介する感染症は多く、衛生状態が悪く、医療体制が整ってない地域では、これらの病気で死ぬ人が多く出てしまうのです。国境なき医師団では、これらの地域の人たちの命を守るため、ワクチン接種や屋内での殺虫剤散布、蚊帳などの配布をする活動をしています。
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