化学物質過敏症という病名を聞いたことがあるでしょうか？

たぶん馴染みのない病名だと思います。

というのも2009年の10月に初めて病気として認定された新しい病気だからです。

まだこの病気にかかっている人は少ないと思います。

 

しかし現代は化学物質であふれかえっています。

住まい、着るもの、食品、また日常吸っている空気まで化学物質が混入しています。

この状態が続けば、何十年後かには、この病気の人は珍しい存在ではなくなっていることでしょう。

 

症状は、よく不定愁訴と言われるそのものです。

頭が痛い、めまいがする、だるい、不眠、肌の湿疹、息苦しい、下痢や便秘、情緒不安などです。

病院で検査してもどこも異常がなく、精神的なものだと判断されて精神安定剤を処方されて終わりです。

化学物質過敏症についての知識がない医者だと、この病気を見過ごしてしまうのです。

 

対策はなによりも原因となる化学物質を避けることが大事です。

有機溶剤（塗料や接着剤）、化学薬品（殺虫剤、除草剤、防虫剤、合成洗剤など）

また、たばこの煙や排気ガス、ＰＭ2.5などの大気汚染も問題です。

食品は無添加、無農薬のもの、魚介類は天然のものを選ぶ必要があるでしょう。

 

積極的な改善法としては、体にたまった化学物質の毒素を排出しなければなりません。

そのため、天然温泉や低温サウナで汗をかくのもいいとされています。

とにかく新陳代謝を活発にするのが大事です。

手前みそになりますが、そのために有効なのは気功です。

気功を受けると体温が高くなり、代謝がよくなることは証明されているからです。