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過剰医療の原因ーーーなぜ医者はすぐ手術したがるのか

過剰医療の原因ーーーなぜ医者はすぐ手術したがるのか

2019/05/02

がんなど命にかかわる病気が疑われる時、

その腫瘍が良性なのか悪性なのか判断が難しい場合があります。

実際に体を切ってみないと分からない、というケースです。

こんな時、医者の立場としてどうしたらよいのでしょうか。

多くの場合は手術を勧めてくるのです。

 

良性の腫瘍の場合はすぐに手術する必要はありません。

まあ様子をみましょう、というのが一般的なやり方です。

しかし悪性(がん)の場合は、時間の経過とともに腫瘍が大きくなり、

また他の臓器や組織への転移の可能性が出てくるのです。

これは命を落とす危険が大きくなったことを意味します。

こんな時、ほとんどの医者は、悪性かも知れないと考えて、手術しようとするのです。

なぜなら、もし悪性だと後でわかった場合、その時手術しないで命を落としてしまったら、

遺族から医療過誤として訴えられかねないからです。

だから最悪のことを考えて、先手を打って手術しようとするわけです。

 

また手術で腫瘍だけを取るのではなく、その近くの組織まで取ってしまうことがあります。

そのわけは、もし悪性だった場合はすぐ近くの組織に転移しやすいからです。

う~ん、でももしこれが良性腫瘍だったとしたら、これは完全な過剰医療ですよね。

 

 

 

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