一人の人間の命はひとつではない
2022/02/03
私は人の命を考えた時、とても不思議に思うことがあります。
それは普通、私たち一人一人の人間の命はひとつだと思っていますが、
実は人体の中には大変多くの命が存在している、ということなのです。
ただそれを自覚できないために、ひとつだと錯覚しているのではないでしょうか。
たとえば人体を構成している骨や筋肉、内臓、血管、皮膚、神経、髪の毛に至るまで、
すべて細胞でできていますが、この細胞ひとつひとつがDNAのある核をもっていて、
それぞれが生きているわけです。
その数は約60兆個と言われています。
また病原菌やがん細胞をやっつける役目を持ち、免疫の主役である白血球もそれぞれ生きています。
その数は血液1グラムあたり数百万個も存在しているのです。
その他、人の腸内には1000種類、100兆個もの細菌が住み着いています。
100兆といえば、人体を構成する細胞(60兆)よりも多い生命体です。
また皮膚には皮膚常在菌が、口の中にも多くの微生物が生息しています。
強酸性である胃酸にさらされていて、通常では住みにくい胃でも、
ピロリ菌は酸を中和する能力を持っていて、生きていくことができるのです。
さて、これらの細菌(微生物)は全てないほうがよいのでしょうか。
いや、とんでもありません。
これらの微生物を私たちは体内に住まわせて、病気や環境に抵抗する力を借りているのです。
これらの微生物がいなければ、健康に生きていくことはできません。
胃潰瘍や胃がんの原因の一つとされるピロリ菌でさえ、
食道腺がんを予防する効果があると分かってきています。
私たち一人一人の人間は、体内にいる多くの微生物に助けられて命をまっとうしているのです。
中島克己の気功サロン
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